【病院では教えてくれない】PCOSの人に足りない栄養素3選!自力で生理を起こすために今すぐできること

この記事はこんな人におすすめ!
  • 自力で生理が起こせない
  • 薬でリセットするのが嫌になった
  • 自分で体質改善にチャレンジしたい

適齢期になっても生理周期が安定しない…そんなお悩みはありませんか?

かつては私も、PCOSと診断された一人です。

生理が2〜3ヶ月ほど来なかったら婦人科へ行き、ホルモン剤やピルを処方してもらってを繰り返していました。

でも、ある時気づいたんです。

これって終わりあるの?一生この生活を送るのは嫌だ…

そう思った筆者からのアドバイス。少し目を通していただけると幸いです。

今回は、PCOSの方に不足しがちな栄養素についてご紹介します。

病院では教えてくれないので、ぜひ参考にしてください!

目次

ビタミンD

PCOSの人には必ずと言ってもいいほど不足しやすいのがビタミンD

過去の研究結果では、PCOSと診断された方のうち、およそ約70-85%ビタミンD欠乏症であると言われています。

そもそもビタミンDは、卵胞の発育や成熟に関与していることが明らかで、さらには卵胞刺激ホルモン(FSH)受容体にも影響を及ぼしています。

より詳しい専門的な知識は、下記のページに記載されていますのでぜひ目を通してみてください。

これらの卵巣機能は全て、ビタミンDが充足しているからこその作用。

不足していれば、排卵に影響が及ぶのもおかしくはないですね。

また、近年では美白・シミシワ予防の観点から紫外線対策を厳重にしている女性が多くなっています。

実は、ビタミンDは皮膚に紫外線が当たることによって、体内で生成されるんです。

もともとメラニン色素の少ない手のひらなら、シミも気になりません。

ご自身の許す範囲で、定期的に日光浴を。

絶対に焼きたくない派の方は、ビタミンDサプリメントも考慮しましょう。

実は筆者も、このビタミンDサプリメントで生理が自力で起こせるようになりました。ここに辿り着くまでの道のりは遠かったので、皆さんには近道してほしいです。

ビタミンDの一日に摂取する目安量としては、成人女性で5.5μg。耐用上限量は100μgです。

ビタミンDの単位が「IU」表記の食材やサプリメントがあります。
1μg=40IUですので、換算して摂取するようにしてください。

一方で、外国の研究ではこんな結果も。

PCOS患者のホルモンの改善には、低用量ビタミンDの日常的な補給(≦1000IU/日)が有望とするデータもある。

1μg=40IUですから、25μg程度の摂取が望ましいということですね。

マグネシウム

PCOSの人では、血中のマグネシウムの濃度が低いほどインスリンの効き目が悪く、男性ホルモンの一種であるテストステロンが高いことが明らかになっています。

テストステロンの増加は、卵巣壁を硬くして排卵を妨げる作用があります。

マグネシウムが不足すると、インスリン抵抗性が上がる=インスリンの効きが悪くなってしまいます。

結果的に血糖値が下がらず高血糖状態となり、男性ホルモンであるテストステロンの増加に繋がってしまうのです。

これらを踏まえて、ちょっと面白い論文(原著は本文内に掲載されています)をご紹介します。
読みやすいので、ぜひご覧ください。

さらにマグネシウムは、睡眠の改善生理痛の軽減にも関連しています。

睡眠財団の研究によると、マグネシウムの補給により睡眠の質が向上することが明らかになりました。

また、マグネシウムを服用した被験者では、2型糖尿病の発症リスクが22%も減少するという研究結果もあります。

これらの研究からも、マグネシウムとインスリンには血糖値に関する深い関係性があることがわかりますね。

マグネシウムの摂取量は、成人女性で310〜320mgです。

オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸がPCOSに与える効果についてまとめました。

炎症の軽減

PCOSの原因の一つとして、脂肪肝など体内の慢性的な炎症が原因になることがあります。オメガ3脂肪酸は、直接的に炎症を下げる効果があるため、PCOS患者に有用な栄養素と言えます。

ホルモンバランスの調整

オメガ3脂肪酸は、体内で特定のホルモンの合成に関与し、バランスを調整する助けとなります。特に、エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)は、ホルモンの分泌に対して良い影響を与えるとされています。

DHAは加熱すると栄養素が下がるので、お刺身など生魚での摂取が望ましいです。
 食品からの摂取ではかなりの量を食べなければならないため、サプリメントも考慮しましょう。

インスリン抵抗性の改善

PCOSの方の多くは、インスリン抵抗性が認められることがあります。これはインスリンの効きが悪くなり、高血糖状態や局所の男性ホルモンの増加に繋がります。その結果、排卵障害を引き起こすことに。オメガ3脂肪酸を摂取することで、インスリン感受性が改善され、血糖値を調整してくれる役割があります。

オメガ3脂肪酸は、魚(特に青魚)、亜麻仁油、ナッツ類などの食品に豊富に含まれています。

成人女性の1日のオメガ3脂肪酸の推奨摂取量は、EPAとDHAを合わせて1600mg〜2000mg程度です。年齢とともに必要量は高まります。

最後に

いかがだったでしょうか。

個人的な感想としては、最も必要な栄養素はビタミンDだと考えます。

女性は特に、日焼け対策を積極的に行うため、皮膚で生成されるビタミンDの合成が妨げられます。
最近のニュースでも、成人女性を対象に血液中のビタミンD濃度を測定したところ98%の女性がビタミンD不足と指摘されたのだとか。

これを見ても、やはりビタミンD不足は深刻な問題と言えそうです。

ビタミンDはサプリメントでも手軽に摂取できます。食品だけではなかなか摂取できないことが多いと思いますので、積極的に摂取したいですね。

サプリメントは原料が魚類のものをチョイスしましょう。
できるだけ食物に近い成分を選ぶのがコツ。

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