【知って損なし】CBDってどうやって効くの?『リラックス』を感じるその理由とは

この記事はこんな人におすすめ!
  • CBDがどうやって効くのか知りたい
  • CBDの作用が知りたい

CBDについて調べていると

どんな風に効くんだろう?

詳しいメカニズムを知りたい!

こんな風に思う方も多いのではないでしょうか。

使った感想や使用感については、クチコミである程度情報収集できますよね。でも、どんな仕組みでヒトの体に効くのか?まではあまり詳しく記載されていません。

ましてや原料が『大麻』なわけですから、正しい情報を知っておいて損はなし。

今回は、CBDが私たちの体に及ぼす影響について解説します。

CBDオイル
目次

CBDが体内で作用する仕組み

CBDが体内で作用する仕組みを理解するには、大きく分けて

  1. エンド・カンナビノイド・システム(ECS)
  2. カンナビノイド受容体

この二つを理解する必要があります。順番に説明したいと思います。

エンド・カンナビノイド・システム(ECS)を理解する

神経細胞

CBDが作用する仕組みを知るには、まずエンド・カンナビノイド・システムECS)について理解する必要があります。

まず、我々人間の体内には内因性カンナビノイド系エンド・カンナビノイド・システムECS)という機能が備わっています。

これは、私たちが生きていくために必要な体の調節機能です。

人は恒常性ホメオスタシス)といって、体温を始めとしていつも同じ状態に保てるような機能を持っています。

例えば、外気温が0度前後の場所でも平熱を下回って低体温にならないように、調節機能が働いてくれているのです。

内因性カンナビノイドもその調整機能の一つ。

食欲痛み感情免疫機能神経保護などの機能を持ち、細胞同士の情報伝達を手助けしています。

内因性カンナビノイド系を例えるならば、鍵と鍵穴のような仕組みで構成されています。

まずになるのは神経伝達物質、アナンタミド2-AGです。

他にも10種類以上もの内因性カンナビノイドが存在しますが、代表的なものはこの2つです。

ややこしい名前!もちろん覚える必要はありません。

もう一方は、鍵穴となるCB-1CB-2であり、カンナビノイド受容体と呼ばれます。

これらをまとめて、内因性カンナビノイド系と呼びます。

・ヒトの体には恒常性という調整機能がある
・内因性カンナビノイド系はそのうちの一つ
・神経伝達物質と受容体が結合することで反応を起こす

カンナビノイド受容体を理解する

神経細胞

カンナビノイド受容体は大きく分けて2つ存在します。

  • CB-1受容体
  • CB-2受容体

CB-1受容体は、主に中枢神経細胞上に多く存在すると言われており、以下のような生理作用を担います。

  • 記憶・認知
  • 運動制御
  • 食欲調節
  • 報酬系(ドーパミン)の制御
  • 鎮痛
  • 脂肪代謝

脳・神経に直接作用しているんですね。

CB-2受容体は、主に炎症・免疫系細胞上に多く存在すると言われています。

具体的には、扁桃腺やリンパ節などです。これらは、その名の通り免疫機能や炎症の制御に関与していることが分かっています。

これらが十分に機能していると、人は恒常性を保ちながら健康に生活することができます。

では、不足した場合はどうなるのでしょうか?

研究によると、内因性カンナビノイド系は外部からの強いストレス老化に影響を受け、その働きが正常に働かなくなることが分かっています。

これを内因性カンナビノイド欠乏症と呼び、内因性カンナビノイドがうまく機能していないと以下のような症状が起こります。

  • 偏頭痛
  • 慢性炎症性疾患
    (頭痛、関節痛、腹痛、皮膚炎など)
  • 自己免疫疾患
  • うつ病
  • PTSD

これらの原因は、内因性カンナビノイド系の不調によるものではないか?と仮説立てられています。

体を正常にを保つための機能ですから、そう考えられるのも不思議ではありませんよね。

CBDがもたらす効果とは

リラックスする女性

CBDは、欠乏した内因性カンナビノイドを補充してくれる手段の一つです。

逆にいうと、悪しくも内因性カンナビノイド欠乏症に陥ってしまった場合、体外からカンナビノイドを摂取するほか方法はないのです。

そこで脚光を浴びるようになったのがCBD

現在は栄養補助食品や健康食品と位置付けられて販売されていることがほとんどで、日本では医薬品としての販売はされていません。

その理由は、まだまだ研究途中であり、100%効果があると断言できない状態にあるからだといえます。

しかし、WHO(世界保健機関)においてもCBDに対する有効性には一目置かれており、今後も研究が推奨されているようです。

すでに米国では医療用として使用されている国もあります。

コラム:てんかん治療にCBDが使われた理由
アメリカでは、てんかんの治療にCBDを用いて優れた成績をおさめたと報告があります。
そもそも、なぜてんかんに用いられたのでしょうか?
てんかんとは一言で例えると、脳内の神経伝達が過剰になった状態

つまり、恒常性が保てなくなった状態です。
過剰な神経伝達をCBDで本来の状態に調整し、発作を抑えることができたのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ここ数年でよく耳にするようになったCBD。かなり身近なところでも手軽に入手できるようになりました。

ストレスに影響を受けやすい私たちに寄り添ってくれるアイテムになるかもしれませんね。

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